江戸六地蔵は、江戸に出入りする六つの街道の入口にそれぞれ一体ずつ安置されました。
「東都歳事記」には以下の巡拝順番が示されています。
品川寺から時計回りの巡拝です。
○ 一番 品川品川寺
○ 二番 四谷太宗寺
○ 三番 巣鴨真性寺
○ 四番 山谷東禅寺
○ 五番 深川霊巌寺
○ 六番 深川永代寺
(代仏 浄名院)
「東都歳事記 江戸六地蔵尊」
「東都歳事記 最初建立江戸六地蔵尊)(元禄年間)
東都歳事記には、宝永の「江戸六地蔵」とともに、元禄の「最初建立江戸六地蔵尊」が紹介されています。
元禄4(1691)年、空無上人の勧化により江戸東武六か所に六地蔵として開眼されました。
元禄の「最初建立江戸六地蔵尊」は、宝永の「江戸六地蔵」と区別するため、現在は「東都六地蔵」と称されています。
(参考)三番 日暮里浄光寺(こちらで記載)