Discover 江戸旧蹟を歩く
 
 日本橋箱崎町

  ○ 江戸時代の永代橋西詰 別頁
  ○ 豊海橋
  ○ 日本銀行創業の地
  ○ 高尾稲荷神社  別頁
  ○ 箱崎川     別頁


豊海橋 中央区文化財 中央区新川1-19〜日本橋箱崎町1-19/1-1

 日本橋川が隅田川に流入する河口部に架かっているのが豊海橋です。
 創架は古く、元禄11(1698)年です。

    

   
 

<豊海橋プレート> 豊海橋南詰(中央区新川1-19)

(プレート文)
「豊海橋
 日本橋川の河口に架かるこの橋は、元禄十一年(1698)に初めて架けられ、その後何回となく架け替えられ現在に至っています。
 現在の橋は、震災復興事業により、昭和2年に復興局が架設したもので、形式名はフィーレンデール橋といいます。この名は考案者のフィーレンデールの名をとったものです。
 梯子を横にしたようなこの形は、名橋永代橋との均衡を保つようにデザインされたもので我が国では本橋以外に数例しかなく、希少価値の高い橋です。
「豊海橋鉄骨の間より斜に永代橋と佐賀町辺の燈火を見渡す景色、今宵は明月の光を得て白昼に見るよりも梢画趣あり。満々たる暮潮は月光をあびてきらきら輝き、橋下の石垣または繋がれたる運送船の舷を打つ水の音亦趣あり。」
(永井荷風「断腸亭日乗」より)。
 橋梁の諸元
 形式   フィーレンデール橋
 橋長   46.13m
 有効幅員 8.00m
 着工   大正15年5月
 竣工   昭和2年9月
 施工者  復興局
  平成3年3月  東京都中央区」

「日本橋川に架かる橋(豊海橋から一石橋)
 一石橋 西河岸橋 日本橋 江戸橋 鎧橋 茅場橋 湊橋 豊海橋
 日本橋川
 日本橋川は、慶長5年(1600)関ヶ原の合戦後に切り開かれ、江戸城の大手口と隅田川をほぼ一直線に結ぶ運河として主要な役割を果たした川筋で、江戸の繁栄と共に生きてきた河川です。」

    


日本銀行創業の地 中央区日本橋箱崎町19-1

 豊海橋北詰から日本橋川の上流へいくと右手に「日本銀行創業の地」碑があります。

(碑文)
 「日本銀行創業の地
  明治十五年十月十日日本銀行はこの地で開業した
  明治二十九年四月日本橋本石町の現在地に移転した
  創業百周年を記念してこの碑を建てる
  昭和五十七年十月  日本銀行総裁 前川春雄」
 「創業時の本館」

     
 

「東京名所 永代橋際日本銀行の雪」(井上安次)

 小林清親の一番弟子、井上安治が日本銀行を描いています。

  


戻る