Discover 江戸旧蹟を歩く
 
 江東区亀戸

  ○ 江東天祖神社


○江東天祖神社(砂原神明宮) 江東区亀戸3-38-35 HP

「江東みちしるべ
 天祖神社(福禄寿)
 由来
 天祖神社は、社伝によれば推古天皇の治世(593〜628)の創建で、その後、衰退していたのを応永10年(1403)に復興したと伝えられています。
 天正年間(1573〜91)に疫病が流行し、この時織田信長の使者が参向して流鏑馬を献じたところ、疫病は治まったと言われています。今日では子供の健やかな成長を祈って、毎年9月16日に子供歩射が行われています。
 亀戸七福神のひとつ(福禄寿)として親しまれています。」

     

「安政改正御江戸大絵図」(安政5(1858)年 国立国会図書館蔵)

 「安政改正御江戸大絵図」の砂原神明宮が描かれている部分の抜粋です。
 「シンメイ」とあります。

  

<玉垣>

 「城東三業組合」の玉垣が1本。
 「亀戸遊園地 総代 吉田金兵衛」の玉垣が1本。
 「亀戸 遊園地」の玉垣が2本。

     

<鳥居/社号標/国威輝八絋>

 社号標は江東区文化財です。

     

<参道/奉安殿/御水舎>

    

<童子像・道祖神像・木化石>

 境内の至るところに童子や道祖神の石像が置かれています。
 社務所前には木化石が置かれています。

     

<招魂碑/復興記念之碑>

 鳥居(明治45年銘)は江東区文化財です。

     

<福禄寿>

   

太郎稲荷神社>

 柳川藩立花家上屋敷にあったのが、西町太郎稲荷神社(台東区東上野1-23-2)、下屋敷にあったのが太郎稲荷神社(台東区入谷2-19)です。
 両社とも現存しており、下屋敷にあった浅草田圃の太郎稲荷神社は、樋口一葉「たけくらべ」に登場します。
 こちらは立花家の守護神(上屋敷の現在の西町太郎稲荷)を江戸末期に分祀し境内社とし現在に至っているようです。
 「境内社太郎稲荷神社社号標石」(昭和18(1943)年建立)は江東区文化財です。
 大島稲荷神社は旧下屋敷の太郎稲荷を合祀しています。
 上屋敷の太郎稲荷神社はこちらで記載。下屋敷の太田稲荷神社(浅草田圃)はこちらで記載

      

  

<鳥居> 江東区文化財

 2つ目の大正11(1922)年銘の鳥居は、江東区文化財です。
 鳥居の裏には「遊園地有志」「大正十一年三月建立」とあります。
 関東大震災前に遊園地による奉納です。

     

<力石> 江東区文化財

 太郎稲荷神社参道に力石があります。「三拾六貫目」

  

<二之鳥居/狛犬/拝殿・本殿>

    

    


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