○ 国技館通りの力士像と手形
○ デザインマンホール蓋
・冨嶽三十六景凱風快晴 (横網)
・ハッキヨイ!せきトリくん(横網)
・冨嶽三十六景神奈川沖浪裏(亀沢) ※別頁
○ 葛飾北斎ベンチ
○ 両国さかさかさ
○ 俵星玄蕃の道場跡
○ 豊国稲荷神社/出世稲荷神社
○ 舟橋聖一生誕記念碑
国技館通りに、全部で7基の力士像と手形の碑があります。
うち横網にある1基は手形の差込がないので、これからはめられていくのでしょう。
(「鶴龍」と「白鵬」の手形がはめられました。)
【国技館通り東歩道】
・力士像 両国2-19
両国駅前で、一番目立っている力士像です。
・力士像 両国2-18
皆さん、撫でるからでしょうね、お腹がつるつるです。
・力士像 両国2-17
【国技館通り西歩道】
・力士像 両国2-15
力士像の前に、デザインマンホール蓋があります。
「冨嶽三十六景 凱風快晴」(北斎)がデザインされています。
・力士像 両国2-14
・力士像 両国2-13
お腹がつるつるです。
【国技館通り横網】
・力士像 横網1-3
手形が差し込まれるのはこれからのようです。
「鶴龍」と「白鵬」の手形が差し込まれました。
令和3(2021)年3月、デザインマンホール蓋が墨田区内3か所に設置されています。
こちらは国技館通り駅前歩道に設置された「ハッキヨイ!せきトリくん」(日本相撲協会公式キャラクター)がデザインされたマンホール蓋です。
二本足で立つ鳥は、手が土俵につくと負けとなる力士達にとっては縁起のよい生き物とされてきました。
「ひよの山(黄色)」と「赤鷲(赤)」が描かれています。
国技館前の国技館通り歩道に、令和2年3月設置の新しいベンチが3基あります。
<北斎漫画ベンチ2基>
背もたれに『北斎漫画』がはめ込まれたベンチが2基あります。
(説明板)
「北斎 Hokusai
『北斎漫画』(部分)
世界的に有名な絵手本で、海外では「ホクサイ・スケッチ」として親しまれています。
全十五冊、絵図数は約三千九百図にのぼり、人間や自然、神仏妖怪など、ありとあらゆるものが描かれていて、「絵の百科事典」と呼ぶにふさわしい内容です。
令和二年三月 墨田区」
<北斎漫画>(国立国会図書館蔵)
<北斎浮世絵ベンチ1基>
3人掛けのベンチです。
浮世絵が3枚はめ込まれています。
左から「新板浮絵両国橋夕涼花火見物之図」「富嶽三十六景御厩川岸より両国橋夕陽見」「両国夕涼」
国技館通りの国技館前に、「両国さかさかさ」があります。
漢字で書くと、逆さ傘です。天水収穫装置です。
(説明板)
「天からの恵みを集めて活かす
「両国さかさかさ」天水収穫装置
雨を「よける」のではなく「集めよう」。
都会ではとかくやっかいもの扱いされがちな雨。しかし、雨なしには草花も育ちません。雨はありとあらゆる生命の源です。台地を潤し、緑を育み、地下水となります。豊かな地下水は湧水となり、川に豊かな流れをもたらします。コンクリートやアスファルトが目立つ東京のまちも、実は空と台地の間を循環する雨によって支えられているのです。
雨は、天水。天からの恵みの水。この装置は、天水をもっと大切に、もっと有効に活かすシンボルとして、台地から空に向けて広がる「逆さ傘」をコンセプトに作られました。下部は、この逆三角屋根に降った雨をためる容量約600?のタンクになっています。貯めた雨水は、付近の花壇の水やりや内水などに活用します。
「歩道の緑地」という都市の公共空間で、天からの恵みを集水・貯留・活用し、大地に戻すー。市民と企業との協働による、天水を活かしたまちづくりへの実践です。
2010年6月 墨田区・雨の恵みプロジェクト」
国技館の柵に、説明板「俵星玄蕃の道場跡」があります。
(説明板)
「忠臣蔵 俵星玄蕃の道場跡 11
宝蔵院流の槍の名手、俵星玄蕃は忠臣蔵に登場する架空の人物で、彼の道場は、本所横網町のこの辺りにあったとされています。
上杉の家老・千坂兵部が二百五十石の高禄で、吉良家に召抱えようとしますが、赤穂浪士の世を忍ぶ苦心に同情を寄せた玄蕃はこれを断りました。
屋台の夜なき蕎麦屋「当たり屋十助」に姿を変えて吉良邸を探っていた赤穂浪士・杉野十平次の前で、「のうそば屋、お前には用の無いことじゃが、まさかの時に役に立つかも知れぬぞ見ておくがよい」と、槍の技を披露しました。
討入り当夜、助太刀に駆けつけると、杉野に会い、たいへん驚き、吉良邸外の守りを固め、本懐成就に協力したとされます。 墨田区」
両国国技館の正面左手にある稲荷門から中へ入ると、左手に二つの神社があります。
左が豊国稲荷神社で、右が出世稲荷神社です。
両社とも、国技館の移転の度に、遷座してきました。
<豊国稲荷神社/出世稲荷神社>
舟橋聖一生誕記念碑として、代表作「花の生涯」の碑が建てられています。
井上靖の碑文が刻まれています。
報知新聞社の入っている国技館ビルの前に碑は建てられています。
舟橋聖一(明治37(1904)年12月25日〜昭和51(1976)年1月13日)は、相撲好きでも知られ、
横綱審議委員会の委員を創設時から死去時まで務め、昭和44(1969)年からは委員長を務めました。
(碑文)
「舟橋聖一生誕記念碑
作家舟橋聖一は明冶37年(1904)12月25日に、本所区横綱町二丁目二番地に生る。作家、國文学者として盛名高く、数々の名作を遺すも、その七十二年の生涯は權威に屈せず、市井の文人、文学者として独自の風格を以て貫かれている。
代表作の一つ、「花の生涯」は伊井大老の生涯を綴った醇乎たる逸品であるが、文学者、文化人として、前人未踏の道を歩いた作者の人生行路もまた、そのまま花の生涯と呼ぶにふさわしいものである。
井上靖
代表作:「木石」「川音」「悉皆屋康吉」「ある女の遠景」「好きな女の胸飾り」等
略歴:東大卒・明大教授・日本文芸家協会理事長・国語審議会委員・横綱審議委員長・等 日本芸術院会員・文化功労者」
「北越製紙株式会社
昭和六十一年四月吉日 建之」