賢台山法乗院賢法寺と号します。寛永6(1629)年に深川富吉町に創建、寛永18(1841)年当地に移転したといいます。
「江戸・東京四十四閻魔」の第十五番です。
「江戸切絵図」
法乗院が描かれている部分の抜粋です。
近くの「富岡橋」は「閻魔堂橋」とも呼ばれました。
「昔八丈大岡政談 髪結の新三 尾上菊五郎 弥太五郎源七 市川左団次」(豊原国周 都立図書館蔵)
「えんま堂橋」が描かれています。
<法乗院 深川ゑんま堂>
<閻魔大王座像>
平成元(1989)年に造られた閻魔大王座像が祀られています。寺HPによると閻魔像としては日本最大とのことです(謎)。
御開帳は、1年に2回ではなく、毎月1日と16日の2回と多いです。
東都歳事記の閻魔参によると、かつては脱衣婆像もあったようです。
法乗院深川ゑんま堂縁起によると江戸三ゑんまの一つで、他の二つは新宿と吉原とのことです。
東都歳事記の閻魔参には吉原の記載はありませんし、元吉原にも記載はありません。
元吉原に近くの茅場町の智泉院の末社に祀る閻魔座像は、太宗寺の閻魔と並び称され、正月、七月の各十六日には閻魔詣の人々が群衆したといいますから、
こちらかもしれません。今のところ、謎の「江戸三ゑんま」です。
ご利益ごとのお賽銭入れは、お賽銭を入れると閻魔さまが説教をします。
<鳥塚/曽我五郎の足跡>
<豊田鳳憬尺八塚>
尺八琴古流宗家初代豊田鳳憬は寛永4(1851)年没。
<子育地蔵尊・十日地蔵尊・光岳地蔵尊>
<慈母観音像>
<本堂>
大日如来坐像が祀られています。
最後は、本堂から山門の光景です。