京成電鉄隅田川橋梁から隅田川左岸下流250.6mまでの隅田川テラスが令和6(2024)年2月に開設されました。
テラスの両端にスーパー堤防に上がる階段があります。
千住隅田川テラスとの接続点です。テラスの色が違います。白いテラスが新設のテラスです。
隅田川上流 隅田川下流
<修景工事銘板>
「2024年1月
隅田川(京成線下流)左岸修景工事
延長250.6m
東京都江東治水事務所
株式会社八廣園東京支店施行」
隅田川上流に進みます。対岸に三河島水再生センターが見えます。
250メートルほど行くと「京成電鉄隅田川橋梁」手前で突き当ります。
階段に上って、隅田川上流の京成電鉄隅田川橋梁を見る、隅田川下流を見る。
階段下から隅田川下流。
<初代の堤防?>
京成線下流テラスと千住隅田川テラスの接続点に出る階段です。
ふと右手を見ると、古い堤防と石階段が残っています。
石段は8段しかないので、カミソリ堤防ではなく初代の堤防かもしれません?
千住隅田川テラスを隅田川上流から下流へ歩きます。
平成29(2017)年3月25日に開通しています。
<スーパー堤防上のベンチ>
テラスにベンチが設置されていますが、スーパー堤防上にもベンチがあります。
スカイツリーが見える場所にベンチは設置されています。
<水辺のエコトーン>
<旧防潮堤記念碑> 足立区緑町1-4
平成29(2017)年3月25日の除幕です。
銘板「隅田川旧防潮堤」を揮毫したのは千寿小学校書道教室の子どもたち8人です。
記念碑には、台風襲来時の過去の潮位が記されています。
(プレート文)
「此の防潮堤は二代目で、永年の間、両岸の住民の生命、財産を守り続けてきている。
当地にスーパー堤防が築かれて役目を終えた堤防内は、千住大橋駅周辺地区まちづくり計画の名の下に開発が進められている。公園、緑道、千住隅田川テラス、商業施設が造られ、今後は地域住民の憩いの場として安心・安全はもとより、環境の質の向上を目指して住民自身が参画し、より良い地域を築いて行きたい。
平成二十九年三月 千住大橋駅周辺地区まちづくり連絡会」
(プレート文)
「東京の東部低地帯には、およそ三百万人の都民が生活し、莫大な資産が集積しています。また、この地域は軟弱な沖積層に厚くおおわれ、大半が海面下となっているため、昔から多くの水害を被ってきました。
東京都は、この地域を高潮や洪水から守るため、昭和三十二年から防潮堤や水門の建設に着手し、隅田川の防潮堤は昭和五十年度に概成しました。
この防潮堤が完成して以降、水害は発生することなく、地域の安全に大きく寄与してきました。
現在、隅田川ではより安全で環境にも配慮したスーパー堤防の整備を進めており、この千住大橋地区においても平成二十九年三月に完成を迎えました。
このスーパー堤防の完成にあたり、これまで幾多の台風、豪雨から地域を守ってきた旧の防潮堤を後世に伝えるため、その一部を保存するものです。
平成二十九年三月 東京都建設局」
平成29(2017)年に開通したテラス(足立区緑町)から、既に開通していたテラス(足立区橋戸町)へ進みます。
千住大橋が見えます。ビルの谷間にスカイツリーが見えます。
<屋形船>
千住入舟の屋形船「豊誠丸」と、千住入船の釣船「第16豊丸」です。
千住小橋を渡り、千住大橋をくぐります。右手に三個のブイ。
千住小橋を渡ると、将軍や日光門主が利用した「千住大橋際御上がり場」に出ます(これらはこちらで記載済)。
千住大橋から下流に進むと、JR常磐線上野東京ライン、つくばエクスプレス、東京メトロ日比谷線の橋梁。
ここから先は、足立区橋戸町から足立区千住関屋町となります。
<修景工事>
「2017年3月
隅田川(千住大橋地区)修景工事
延長241.6m
東京都江東治水事務所
施行:株式会社 古瀬組」
「2015年3月
隅田川(千住大橋地区)修景及び(千住大橋上流)
左岸防潮堤耐震補強工事
延長 385m→
東京都江東治水事務所
設計:株式会社 エーシーイー
設計:株式会社 和建設計事務所
施行:株式会社 古瀬組」