新豊橋は、足立区新田と北区豊島を結ぶ橋で、平成19(2007)年3月に開通しました。
橋名は、両岸の「新田」と「豊島」にちなんでいます。
「ハートアイランド新田」の開発に当たり、独立行政法人都市再生機構が施主となり架橋しました。
隅田川上流から3番目の隅田川を渡河する一番新しい橋梁です。
親柱と橋上
橋上に登れないよう柵が設けられていますが、橋上には多くの鳩がいます。
隅田川上流
左手(右岸)の隅田川テラスは、すぐに行き止まりとなります。
右手(左岸)に「新田さくら公園」があり、公園に接する部分のみ隅田川テラスが整備されています。
上流には、新田橋が見えます。
隅田川下流
両岸とも隅田川テラスが整備され、天狗の鼻を経て豊島橋まで続いています。
<モニュメントプレート> 足立区新田3-34-1 足立区側橋詰
新豊橋の足立区側橋詰に、土木学界のモニュメントが設置されています。
「田中賞 2008 土木学会」(受賞記念品「メダリオン」(直径18cm、ステンレス製)が設置され、
左に説明プレートが掲げられています。
(プレート文)
「新豊島 田中賞(作品部門)受賞
新豊橋は、足立区新田地区と北区豊島地区において、地域に根ざした住民に支持される橋梁とするため、景観委員会と住民委員会を設けて、そのデザインの検討をしてきました。「周辺景観に調和する高さの低いアーチによって補鋼された新しい形式の実現」、「美しい4次曲線を用いた滑らかなアーチ」、「心地よい歩行空間をもたらすデザイン」など、新しい時代を象徴する橋として評価され受賞しました。
「田中賞」とは、昭和41年度に創設された日本の橋梁建設部門では最高に栄誉ある賞です。関東大震災後の首都復興に際し、帝都復興院初代橋梁課長として、隅田川にかかる永代橋、清洲橋など東京を象徴する名橋を生み出した、故田中豊博士の功績をしのんで設けられたものです。」
土木学会デザイン賞のプレートが掲示されています。
(プレート文)
「2009年度土木学界デザイン賞最優秀賞新豊橋 土木学会」
「新豊橋は、「両岸に建設された建物とのスケールバランス」や「橋の細部まで丁寧にデザインされている点が高く評価され、最優秀賞に選ばれました。
本プレート(独立行政法人 都市再生機構 寄贈)は、受賞の栄誉を長く後世に伝えるために設置するものです。2020年3月」