創建は建久6(1195)年と伝えられています。荒綾八十八ヶ所霊場58番札所です。
山門と多宝塔は新しく造られています。
<子育て地蔵堂>
<庚申塔四基> 足立区文化財
札所碑と庚申塔四基(足立区文化財)が並んでいます。
一番手前にあるのは、大正12(1923)年銘の札所碑「荒綾八十八ヶ所霊場第五十八番 島根来迎寺」です。
左から寛文6(1666)年、天和2(1682)年、元禄4(1691)年、正徳3(1713)年の庚申塔です。
(説明板)
「来迎寺(らいこうじ)
来迎寺は、照凉山阿弥陀院来迎寺といい、真言宗室生寺派の寺院である。創建は建久六年(一一九五)で、天和年間(一六八一〜八四)に尊宥和尚により再建されたと伝わる。荒川辺八十八ヶ所霊場第四十番、荒綾八十八ヶ所霊場第五十八番、新四国八十八ヶ所霊場第四番の札所である。
来迎寺には多数の石造物がある。その内、長録三年(一四五九)銘の板碑が足立区登録有形文化財、庚申塔四基が足立区登録有形民俗文化財となっている。
山門を入ったところに四基並んでいる庚申塔は、本堂側から寛文六年(一六六六)、天和二年(一六八二)、元禄四年(一六九一)、正徳三年(一七一三)の銘がある。
(中略 庚申塔の一般的な説明)
来迎寺の庚申塔は、江戸時代前半に建立された比較的古い形式であり、島根周辺の人々の姿を伝える貴重な文化財である。
令和三年三月 東京都足立区教育委員会」
<稲荷社>
<弘法大師像>
<本堂>
○蓮花手観音像 足立区島根3-12-7
来迎寺前の空地に露仏「蓮花手観音像」があります。
昭和63(1988)年、来迎寺による建立です。