Discover 江戸史蹟散歩
 
 流山道 足立区保木間

  ○ 阿弥陀院
  ○ 玉蔵院
  ○ 西光寺


阿弥陀院 足立区保木間4-17-13

 青蓮山阿弥陀院と号します。
 荒綾八十八ヶ所霊場掛番所です。

   

<地蔵堂>

   

<弘法大師像>

 高野山のお砂が納められています。

   

<水子地蔵>

  

<六地蔵>

  

<観世音菩薩>

 「正観世音菩薩 名地普門品講中」(明治21年銘)

    

<本堂>

    


玉蔵院 足立区保木間4-29-16

 寶珠山玉蔵院如意寺と号します。
 荒綾八十八ヶ所霊場64番、西新井組中川通四箇領八十八箇所83番、武蔵国八十八ヶ所霊場38番札所です。
 門柱左「玉蔵院」、門柱右「寶珠山」。

  
 

<札所碑>

 山門入ってすぐ右手に札所碑が二基あります。

  

 天保13(1842)年3月21日銘の新四国83番「弘法大師」の札所碑です。
 (正面)「新四國八十三番 弘法大師 寶珠山 玉蔵院」
 (右側面)紀年及び「願主 保木間村」

   

 大正時代と思われる荒綾八十八ヶ所霊場64番の札所碑です。
 下半分が失われています。
 (正面)「荒綾八十八箇所第六十四□□(折れて欠けている)
        保□□(折れて欠けている)
        左下は読めないし欠けている」

  
 

<札所碑>

 参道右手にある札所碑です。

 (表)
  「新四國四箇領八十八箇所第八十三番
   弘法大師
   寶珠山 玉蔵院」
 (裏)
  「明治三十九年一月」

   
 

<六地蔵>

 参道右手に寛延2(1749)年銘の六地蔵と中央に「開運地蔵尊」、右端に庚申塔と並んでいます。

    

 寛政9(1797)年11月吉日建立の庚申塔

     
 

<本堂>

   


西光寺 足立区保木間4-38-2

 門前には成田山への道標があり、江戸時代には成田山参詣者の休憩所としても賑わいました。
 荒綾八十八ヶ所霊場掛番所です。

    

(説明板)
「西光寺
 当寺は浄土宗を宗旨とし、郭鴻山彩雲院西光寺と号す。永享六年(一四三四)、長誉宗善上人の開山と伝えられる。
 境内の不動堂には、平安時代の高僧智證大師作と伝えられる不動尊像が、本堂には運慶作と伝えられる阿弥陀如来像が安置されている。門前左側には、万延元年(一八六〇)造立の「成田山これより十六里」の道標がある。これは成田山参詣の道しるべであり、当時は休憩所としても賑わったという。
 また、当寺には足立区有形文化財に登録されている「紙本着色当麻曼荼羅図」が所蔵されている。当図は文政五年(一八二二)、保木間村の石井市左衛門が次男深川霊厳寺二十六世住職桂誉上人を通じて、父親の四十三回忌に際し、西光寺に寄進したものである。精緻な描写と表現様式に江戸中期の当麻曼荼羅図の特色が表れている。
  平成九年三月  足立区教育委員会」

  
 

<道標>

 門前の左にある道標は、正面に不動明王座像を彫り、
 ・正面「成田山江是ヨリ十六里 榎戸迄二十丁」
 ・左面「大鳥江二十丁」
 ・右面「天下泰平国土安寧 是ヨリ西新井大師二十丁」
 と刻まれています。
 万延元(1860)年11月造立。

     

     
 

<本堂>

   
 

<不動堂/六地蔵>

     
 

<庚申塔>

 元禄9(1696)年11月銘の青面金剛庚申塔です。

  


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