○ 湯放処/うすさま明王
○ 交通安全祈願殿
○ 秀農鈴木久太夫碑
○ 鈴懸の木
○ 観音堂
○ 阿弥陀堂
○ 地蔵堂
○ 精霊堂と諸碑
・春洞西川先生碑
・春洞西川先生碑
・市川先生退筆塚
仁王門右手「湯放処」(トイレ)の前に、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)が祀られています。
烏枢沙摩明王は炎の功徳によって清浄な場所に変えるというトイレと関連する不動明王です。
交通安全の不動尊を祀っています。
鈴木久太夫(1829〜1891)は、幕末から明治期の農事指導者で、種子土囲法を考案し、農器具を改良しました。
大きな碑で、明治24(1891)年の建立です。能久親王篆額、内務大臣品川彌二郎撰文、衣笠豪谷書とあります。
台風で倒れた鈴懸の木(プラタナス)、養生で回復しているようです。
鈴懸の木の前に寛政12(1800)年銘の宝篋印塔があります。
江戸三十三観音霊場の結願札所三十三番です。
阿弥陀堂前に享保12(1727)年銘の六字名号塔「南無阿弥陀佛」があります。
「江戸東京四十四閻魔」の第二十三番です。
かつての石橋が残っています。
地蔵堂前には念仏車(後生車)があります。
左側面に「遊化六道 抜苦与楽」と刻されています。
木でできている輪っかだと簡単に廻りますが、ここは石でできていて廻すのに重いです。
地蔵堂内は、中央に地蔵坐像、左に奪衣婆、右に閻魔大王が座しています。
<春洞西川先生碑>
西川春洞は、明治大正にかけて活躍した書道の大家です。
大正10(1921)年の造立です。
<精霊堂>
六地蔵と地蔵菩薩が祀られ、その左に奪衣婆、右に閻魔大王が座しています。
「西の河原地蔵菩薩和讃」が掲示されています。
<刷毛筆供養塚>
刷毛筆供養会造立の碑です。
<市川先生退筆塚>