Discover 江戸旧蹟を歩く
 
 目黒不動尊 参道

  ○ 目黒不動と門前町
  ○ 仁王門
  ○ 参道と和犬


○滝泉寺(目黒不動) 目黒区下目黒3-20-26 HP

目黒不動と門前町>

(説明板)
「目黒不動と門前町
 「お不動さん」の名で親しまれる目黒不動。大同3年(八○八)、慈覚大師の創建と伝えられるが、寺が隆盛を極めるのは江戸時代に入ってから。3代将軍・家光以来、徳川幕府の厚い庇護を受け、荘厳華麗な大寺院に生まれ変わった。
 また周辺は門前町として発展。目黒名物の飴や餅を売る店が軒を連ね、活況を呈した。
 目黒不動には「独鈷の滝」「鷹居の松」など、慈覚と家光の二人に因んだ伝説や挿話も多く、興味が尽きない。」
 (江戸名所図会から 目黒不動尊)
 (廣重筆 江戸自慢三十六点から 目黒行人坂富士)←タイトル誤り、正しくは「江戸自慢三十六興 目黒不動餅花」

   

<寺号標/仁王門>

 仁王門手前右手に寺号標、左手に不動明王像と守護2像があります。
 仁王門前に、平成11(1999)年奉納の新しい狛犬が座しています。

    

 仁王門は昭和36(1961)年4月に落慶、仁王門裏の狛犬は昭和53(1978)年7月に落慶。
 仁王像、狛犬とも後藤良氏に委嘱され、氏の急逝後、門弟が後を継ぎ完成しています。
 仁王門の階上に韋駄天尊が祀られています(扁額「韋駄天尊」のみ見え、像は見えません)。

    

     

<象>

 仁王門の両側の外の石柱に、象がいます。
 瀧泉寺には石柱が多く、様々な像が乗っていて、鷹や牛は理由がわかりますが、象は?です。由縁は何でしょうかね。

    

<瀧泉寺(目黒不動尊)>

(説明板)
「瀧泉寺(目黒不動尊)  下目黒3ー20ー26
 天台宗泰叡山龍泉寺は、大同3年(808)に慈覚大師が開創したといわれ、不動明王を本尊とし、通称「目黒不動尊」と呼び親しまれています。
 江戸時代には3代将軍徳川家光の帰依により堂塔伽藍の造営が行われ、それ以後幕府の厚い保護を受けました。また、五色不動(目黒・目白・目赤・目黄
・目青)の一つとして広く人々の信仰を集め、江戸近郊における有名な行楽地になり、門前町とともに大いに賑わいました。さらに江戸時代後期には富くじが行われるようになり、湯島天神と谷中の感応寺と並んで「江戸の三富」と称されました。
 境内の古い建物は、戦災でその大半が焼失しましたが、「前不動堂」(都指定文化財)と「勢至堂」(区指定文化財)は災厄を免れ、江戸時代の仏堂建築の貴重な姿を今日に伝えています。
 その他、境内には「銅造役の行者倚像」、「銅造大日如来坐像」(ともに区指定文化財)があり、仁王門左手の池近くには「山手七福神」の一つの恵比寿神が祀られています。
 裏山一帯は、縄文時代から弥生時代までの遺跡が確認され、墓地には甘藷先生として知られる青木昆陽の墓(国指定史跡)があります。
  平成21年3月  目黒区教育委員会」

  

<目黒不動尊 境内案内図>

 HPに掲載されている「境内案内」と同様の案内図が境内の参道脇に掲示されています。

  クリックで拡大

参道/狛犬(和犬)>

 新しい燈籠が3対続き、一番奥に文政12(1829)年銘の燈籠が建っています。
 一番奥の燈籠の手前に、一対の狛犬(和犬)が座しています。明治期の写真と違った狛犬(和犬)です。

    


戻る