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 六阿弥陀道標・弘法大師道道標


○足立区立郷土博物館 足立区大谷田5-20-1 03-3620-9393 HP

 屋外展示に道標が集められているので、六阿弥陀道標と弘法大師道道標を確認しに訪問しました。
 以前の訪問時から変わって、フェンスで囲まれています。近寄って確認できなくなりました。
 耐震上、覆屋根に問題があるのでしょうかね。

  今回                          以前
   

<六阿弥陀道標>

 元禄4(1691)年銘の六阿弥陀道標です。

 (正面)「六阿弥陀佛」
 (同左下)「是より左江□□」

  

(解説板)
「六阿弥陀道標
 足立姫の悲話にまつわる六阿弥陀詣は江戸時代さかんであった。六か寺を巡拝する道を六阿弥陀道と呼び、辻々にこのような道標が建てられていた。正面に「六阿弥陀佛、是より左江□□」側面に「元禄四辛未年、九月九日」とある。」

  

<弘法大師道道標>

   

 左は、寛政8(1796)年銘の弘法大師道道標です。

 (正面)「弘法大師道」
 (同右端)「左り 西阿ら井、是?大使江まいり 本宿まで一里十二丁」
 (同左下)「(不詳)是より十八丁」

(解説板)
「その昔、岩渕領豊島村(現北区)の通称天狗の鼻といわれた地点から荒川を渡り下沼田村(現足立区)に通ずる「阿弥陀の渡し」があって、この渡し場から荒川土手を越えると西新井大師に行く道がのびていた。この道標は、その道の入口(現江北二丁目9番先)に建てられていた。「弘法大師道」「左西阿ら井、是より大師まいり、本宿まで一里十二丁」、側面「不詳是より十八丁、願主、江戸浅草駒形町 相模屋喜兵治 大和屋清左衛門 同材木町 竹屋甚兵衛 石屋又右衛門」「寛政八丙辰年(1796)二月吉日」とある。」

  

 右は、寛政8(1796)年銘の弘法大師道道標です。

 (正面)「弘法大師道」
 (同右上)「左り 西阿ら井」

(解説板)
「弘法大師道道標
 土地区画整理に伴い、区中央図書館に持ち込まれた道標。「左り西阿ら井」「浅草駒形町 川島屋惣兵衛」「寛政八丙辰年二月吉日」とあり、左の道標と同時に建てられているのがわかる。」

  

(参考)前々回の訪問(屋外展示) 前回の訪問(やっちゃば展示)


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