北桔橋門は、皇居東御苑の3ヶ所ある出入口の一つです。
江戸城天守台へは、ここからが近いです。
門の名は、本丸北端に位置し、橋がはね上がる構造だったことに由来します。
太田道灌の時代には、この付近が城の大手(正面)であったと伝えられています。
案内図抜粋「北桔橋門」 北桔橋東側の平川濠と石垣 北桔橋門西側の乾濠と石垣
<北桔橋門>
北桔橋門両袖には、白い築地塀が残っています。
また、桔橋を跳ね上げるための滑車が吊るしてあった4つの金具が残っています。
<説明板「北桔橋門」>
北桔橋に設置されていた標柱「北桔橋門」が撤去されて、代官町通り土手内に説明板「北桔橋門」が設置されています。
平川濠の石垣は18.5mと江戸城一の高さを誇ります。
(説明板) 千代田区千代田1先 代官町通り土手内
「北桔橋門
右手にみえる門は、北桔橋門といいます。門の名は、本丸北端に位置し、有事に備えてはね上がる構造の橋があったことに由来します。この門は、本丸西側の西桔橋門とともに、本丸を守る重要な城門でした。
この地域は、北の丸から本丸に続く台地を掘って深い濠を築いたため、高さ20m以上の石垣がそびえています。また、半蔵門から江戸城内に入った玉川上水は、古写真にあるように、この門から2本の水道管で本丸に水道を引き込んでいました。 千代田区」
撤去された標柱「北桔橋門」
「北桔橋門」(江戸見附写真帖 大正5年 国立国会図書館蔵)
「門外北桔橋より水道と共に見たるところなり。」
半蔵門から千鳥ヶ淵沿いに導かれた玉川上水は、
写真にあるように2本の木樋を通して、北桔橋門から本丸に引き込まれていました。