Discover 江戸旧蹟を歩く
 
 ○ 炎天寺の石造物A
 ○ 炎天寺@


○幡勝山 成就院 炎天寺  足立区六月3-13-20

 炎天寺の石造物を見ていきます。

<札所碑>

 門脇の植栽の裏に札所碑があります。
 「荒綾八十八ヶ所第六十九番 六月村炎天寺」

   
 

<参道右手の石造物群>

 参道右手に石造物が並んでいます。覆屋が新しくなっています。
 いくつかピックアップします。

   
 

<奉読誦普門品一萬巻供養塔>

 天保6(1835)年銘の普門品供養塔です。

  
 

<馬頭観世音>

 昭和27(1952)年銘の「馬頭観世音」碑です。

  
 

<地蔵立像庚申塔> 足立区文化財

 享保元(1716)年銘の地蔵立像庚申塔です。
 「奉建立庚申供養」と刻まれています。

    
 

<聖観音菩薩立像庚申塔> 足立区文化財

 文政4(1821)年銘の聖観音菩薩立像庚申塔です。
 左脇に「庚申講中」と刻まれています。
 台石に三猿が見えます。

    
 

<覆屋と馬頭観音>

 文化2(1805)年銘の馬頭観音です。

    
 

<覆屋と板碑> 足立区文化財

 線刻の阿弥陀如来の板碑です。

  
 

<青面金剛立像庚申塔> 足立区文化財

 貞享3(1686)年銘の青面金剛立像庚申塔です。青面金剛立像の庚申塔としては古いです。
 池の向こう側にあり、近づけません。

    
 

<燈籠型庚申塔> 足立区文化財

 享保17(1732)年銘の燈籠型の庚申塔です。弘法大師像の前にあります。

 (正面)「奉納庚申供養」
 (左側面)「國土安全」
 (右側面)「天下泰平」

     


○炎天寺の句碑

 「年表 炎天寺と一茶」からの抜粋です。
  1971 橋本憲吉の「蝉声降りしきれ寺領に子供らに」の句碑建つ。
  1995 石田波郷の「日洩れては急ぐ落葉や炎天寺」の句碑建つ。
  1995 石鍋静穂の「施餓鬼会の背に極楽の余り風」の句碑建つ。
  2000 吉本忠之の「黄銀杏の一茶まつりの子にあまねし」の句碑建つ。

  
 

「蝉声降りしきれ 寺領に 子どもらに 憲吉」

 橋本憲吉の句碑。昭和46(1971)年の建立。池辺にあります。

  
 

「日洩れては 急ぐ落葉や 炎天寺 波郷」

 石田波郷の句碑。平成7(1995)年の建立。門の脇にあります。
 「一茶まつり」は、石田波郷を特別選者に句会を開いたのが始まりです。

  
 

「施餓鬼会の 背に極楽の 余り風 静穂」

 石鍋静穂の句碑。平成7(1995)年の建立。参道左手にあります。

 
 

「黄銀杏の 一茶まつりの 子にあまねし 忠之」

 吉本忠之の句碑。平成12(2000)年の建立。池辺にあります。

  
 

<一茶句碑>

「蝉なくや 六月村の 炎天寺 一茶」

 昭和37(1962)年の建立。

  
 

「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり 一茶」

 昭和38(1963)年の建立。

  


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