Discover 江戸旧蹟を歩く
 
 出羽三山信仰 草加市(その2)

  ○ 南光院(花栗)
  ○ 真蔵院(西町)


南光院 草加市花栗3-25-3

 花栗は、江戸時代は武蔵国足立郡花栗村でした。
 明治22(1889)年、合併により安行村が成立、花栗村は安行村の大字花栗となります。
 昭和31(1956)年、安行村は川口市に編入され、大字花栗は川口市の大字安行花栗に改称。
 昭和32(1957)年、川口市から草加町に編入されました。

     
 

<石塔群>

 山門の先、すぐ右手奥に石塔群があります。

    
 

<出羽三山供養塔>

 左から、弘化4(1847)年銘の出羽三山供養塔です。

 (正面) 「月山 湯殿山 羽黒山 供養塔」
 (台石) 「講中」
 (左側面)「天下和順 日月清明」
 (右側面) 紀年と「大先達 大乗院」「武州足立郡花栗村」

     

     
 

<馬頭観世音>

 2基目は、昭和4(1929)年銘の馬頭観世音塔です。

   
 

<不動明王道標>

 3基目は、文化4(1807)年銘の不動明王道標です。

 (正面)  不動明王坐像を陽刻、その下に「成田山」と陰刻。
 (正面下右)「是ヨリ成田山江十六(欠損)」
 (左側面)  紀年と右「是ヨリ鳩ケ谷一里半」、左「とねり一里半」
 (右側面) 「願主 花栗村」

    
 

<普門品供養塔>

 4基目は、宝暦7(1757)年銘の普門品供養塔です。

   
 

<庚申塔>

 5基目は、寛延元(1748)年銘の庚申塔です。

 (左側面) 造立年月日。
 (右側面)「奉造立青面金剛」「講村中」

      
 

<弁天堂>

 一番右の小社です。

   
 

<六地蔵>

 参道右側の寛延3(1750)年銘の六地蔵です。

    
 

<観音堂>

 「奉納 観音堂改築」とあるので、観音堂かと思います。

  
 

<水子地蔵尊>

  
 

<無縁塔/宝篋印塔>

 右に無縁塔、左に宝篋印です。

  
 

<地蔵菩薩像/阿弥陀如来坐像>

 参道左手、タブノキの大木の傍らに。地蔵菩薩像と阿弥陀如来坐像が並んでいます。

  


真蔵院 草加市西町189

 江戸時代は原島村(ばらじまむら)、明治22(1889)年合併により草加町が成立し、大字原島となります。
 昭和33(1958)年)草加市が成立し、大字原島から西町となります。

 真蔵院は、武蔵国八十八ヶ所霊場39番です。
 

<参道/山門>

     
 

<地蔵尊>

 山門手前左手に小堂があり、地蔵尊が祀られています。

   
 

<無縁塔>

 参道左手に「無縁塔」。

  
 

<原嶋六地蔵尊>

 覆屋に「原嶋六地蔵尊」。
 左手の傍に、文化9(1812)年銘の「法師浄念万生位」があります。

   
 

<大師堂>

   
 

<石塔三基>

 参道左手の太子堂の裏に三基の石塔が並んでいます。

   
 

<出羽三山供養塔>

 左は、天保14(1843)年銘の出羽三山供養塔です。

 (正面)「月山 湯殿山 羽黒山 大権現供養塔」
 (左側面)「天下泰平 國土安穏 五穀成就 萬民豊楽」
 (右側面)紀年が刻まれ、「大先達 大乗院」
 (台石左側面)「武州足立郡原嶌村」願主9人、世話人3人が刻まれています。

     

     
 

<庚申塔板碑>

 中央の万治2(1659)年銘の板碑型庚申塔です。

  
 

<庚申塔板碑>

 右の正徳2(1712)年銘の庚申塔です。

  
 

<本堂>

    


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