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 谷中 大行寺


〇大行寺 台東区谷中6-1-13

 円妙山大行寺と号します。大行寺は、日感聖人が開山となり天正17(1589)年に創建されました。
 本所法恩寺の末寺でした。
 大行寺は、江戸時代以前から谷中にある3カ寺(大行寺、天王寺、玉林寺)の一つです。

「江戸切絵図」
 「大行寺」が記載されています。

  

<題目塔>

 山門前左手の安永8(1779)年銘の題目塔です。

    

<題目塔>

 昭和25(1950)年銘の題目塔です。

  

<宗祖日蓮大聖人第七百遠忌御報恩>

   

<慈母観音>

  

<永代供養墓>

   

<奉献石燈籠>

 本堂手前右手に、寛永寺の文恭院殿尊前奉献石燈籠があります。
 文恭院は徳川11代将軍家斉です。
 天保12(1841)年の石川日向守總紀(伊勢亀山藩第8代藩主)による奉献です。

   

 「奉献石燈籠両基
  武州燈叡山
  文添院殿 尊前
  天保十ニ辛丑年閏正月晦日
   伊勢國亀山城主
   石川日向守源総和」

   

<謎の文人石>

 墓地手前にある閻魔像かと一瞬思いましたが、よく見ると一基しかありませんが、朝鮮の文人石に見えます。
 朝鮮の墳墓の前に二基で設置される守護像で伝統的文化財です。
 文人像には銘が刻まれておらず、建てられていた場所を離れると、その由来はわからなくなります。
 なぜここにあるのでしょうか、奉献石燈籠もあるし、資産家が寄進したのでしょうかね。それとも江戸時代前?

   

<謎の石燈籠/謎の石像>

 謎の石燈籠と謎の石像です。

   

<本堂>

 本堂は平成19(2007)年に再建されました。

  


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