円妙山大行寺と号します。大行寺は、日感聖人が開山となり天正17(1589)年に創建されました。
本所法恩寺の末寺でした。
大行寺は、江戸時代以前から谷中にある3カ寺(大行寺、天王寺、玉林寺)の一つです。
「江戸切絵図」
「大行寺」が記載されています。
<題目塔>
山門前左手の安永8(1779)年銘の題目塔です。
<題目塔>
昭和25(1950)年銘の題目塔です。
<宗祖日蓮大聖人第七百遠忌御報恩>
<慈母観音>
<永代供養墓>
<奉献石燈籠>
本堂手前右手に、寛永寺の文恭院殿尊前奉献石燈籠があります。
文恭院は徳川11代将軍家斉です。
天保12(1841)年の石川日向守總紀(伊勢亀山藩第8代藩主)による奉献です。
「奉献石燈籠両基
武州燈叡山
文添院殿 尊前
天保十ニ辛丑年閏正月晦日
伊勢國亀山城主
石川日向守源総和」
<謎の文人石>
墓地手前にある閻魔像かと一瞬思いましたが、よく見ると一基しかありませんが、朝鮮の文人石に見えます。
朝鮮の墳墓の前に二基で設置される守護像で伝統的文化財です。
文人像には銘が刻まれておらず、建てられていた場所を離れると、その由来はわからなくなります。
なぜここにあるのでしょうか、奉献石燈籠もあるし、資産家が寄進したのでしょうかね。それとも江戸時代前?
<謎の石燈籠/謎の石像>
謎の石燈籠と謎の石像です。
<本堂>
本堂は平成19(2007)年に再建されました。